
パッケージツアーでは、ホテルでのスーツケースの上げ下げにかかるチップは、ツアー代金に含まれている場合がほとんどです。
ですが、もし含まれていないなら、チップを払って運んでもらうなり、自分で運べばいいことです。
↑この場合のチップは海外の習慣です。
しかし、例えばアメリカなどで枕元に1ドル置いておくような
「枕銭」は本当に必要なチップなのでしょうか?
枕銭について、海外の習慣のように説明する現地スタッフもいますが、
実はこの「枕銭」は払わなくても一向に構わないチップなのです。
そもそも日本人が考えているような意味での「枕銭」
という習慣は海外にはなかったのです。
逆に海外では日本の習慣だと思われていることの方が多いくらいなんです。
ではなぜ「枕銭」を置くようになったのかというと、海外旅行が一般的となった
20年ほど前、添乗員はこのような注意を解散前に言っていたといいます。
○ホテルのロビーには、くれぐれも寝巻きやサンダルでは降りてこないで下さい。
○お風呂を使うときには、必ずバスタブの内側にシャワーカーテンを入れて、
床に水が漏れないようにして下さい。
今ではこのような注意はありえませんが、20年ほど前までは、
このような注意をしていました。
ようするに、まだその頃はホテルに入ると、海外旅行と日本の温泉旅行がなくなり、マナーやバスタブからの水漏れによって下の部屋を水浸しにしてしまうという事が多々あったからだと思います。
今ではとてもありえないことですが、当時はホテル側のクレームをなだめる為に、旅行業者が「お客には枕元にチップを置いておくよう言っておきますから、ここはなんとか…」と、海外旅行に不慣れな日本人の多少の問題には目をつぶって下さいというお願い料金みたいなものだったようです。
つまり、旅行業者作り出した迷惑料が「枕銭」の正体なのです。
それが基本的な海外の習慣として根づき、ガイドブックにもしっかり説明されている訳です。
でも、荷物を運んでもらったときや、ルームサービスを頼んだ時などは
ちゃんとチップを払ってあげて下さいね。